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タンパク質とフレイルの意外なつながり

  • 執筆者の写真: poplarzaitaku
    poplarzaitaku
  • 11月19日
  • 読了時間: 2分

フレイルとは

加齢に伴って体力・筋力・気力がゆるやかに落ちてくる“元気と要介護のあいだ”の状態のことです。歩くスピードが遅くなったり、疲れやすくなったり、食事量が減ってきたり…そんな日常の小さな変化が積み重なって起こります。ただ、フレイルは早く気づけば改善しやすい点が特徴で、食事や活動量を少し見直すだけでも状態が上向くことがあります。


そのフレイルと深く関係しているのが「タンパク質」。

筋肉を保つために欠かせない栄養素ですが、高齢になると食が細くなり、必要量に届かなくなることが多く、結果として筋力低下や転倒リスクの増加につながります。最近「動きがゆっくりになった」「ふくらはぎが細い」「なんとなく疲れやすい」といった変化がある場合、タンパク質不足が背景にあることも。


ポイントは、無理なく“ちょい足し”すること。

朝食に卵やヨーグルトを足す、さば缶・豆腐・チーズなど調理いらずの食材を使う、食べにくい方には牛乳や豆乳など「飲める形」を活用するなど、小さな工夫で補えます。体重1kgあたり約1.0g/日がひとつの目安ですが、体調や持病によって調整が必要な場合もあるため、気になる変化があれば早めに相談を。

日々の“ちょっとした気づき”が、フレイルの予防につながります。栄養と生活の視点を組み合わせながら、その人らしい日常を支えていきましょう。


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